ニームペレットは、インドや東南アジア原産の「ニーム（インドセンダン）」の木の実を搾った後のカスを、ペレット状に加工した100％天然の有機肥料です。
古来インドでは薬木として重宝され、害虫を寄せつけない植物としても知られてきました。現在では、プロの農家から家庭菜園まで幅広く利用されており、園芸YouTuber・カーメン君もその効果と扱いやすさを高く評価しています。
ニームペレットの特徴
- 天然由来の有機肥料で、環境にもやさしい。
- ペレット状で粉飛びせず、匂いも少なく扱いやすい。
- ゆっくりと分解され、1.5〜2ヶ月ほど効果が持続。
有効成分
ニームペレットには「アザディラクチン」という天然成分が含まれています。
この成分は害虫の摂食や繁殖を抑制する働きを持ち、化学農薬を使わずに防虫効果を期待できる点が大きな特長です。さらに有機成分が土壌中の微生物を活性化させ、根の発達を促進します。
主な効果
- 土壌改良：有機物が土の微生物を活性化し、団粒構造の土づくりを助けます。
- 害虫忌避：アブラムシ、コナジラミ、カイガラムシ、青虫などの発生を抑制。
- 効果持続：粉末やケーキ状よりも長持ちし、施用の手間を減らせます。
使い方
- 植え付け時の元肥として、花壇1坪あたり約500〜600g、65型プランター1鉢あたり約120gを目安に混ぜ込みます。
- 追肥としては1〜2ヶ月ごとに同量を土の上に撒くだけでOKです。
- 匂いが少なく、室内やベランダ菜園にも使いやすい点が人気です。
カーメン君との開発エピソード
もともとニームペレットはプロ生産者向けに作られた資材でした。
しかし「この良さを家庭菜園ユーザーにも広めたい」というカーメン君の提案から、家庭用サイズ・使いやすさを重視したペレットタイプが誕生しました。
カーメン君自身も「土壌改良・害虫避け・効果の持続性」の三拍子がそろったアイテムとして動画内で紹介しています。
まとめ
ニームペレットは、「無農薬で植物を健やかに育てたい」という方にぴったりの資材です。
土の健康を保ちつつ、害虫被害を軽減し、長期間じっくり効く天然の有機肥料として、これからの園芸に欠かせないアイテムといえるでしょう。
