私自身、プランターで育てていたニラを気づかないうちに花を満開にしてしまったことがあります。
真っ白な花は可愛らしいのですが、その後の葉は硬くなり、食べても美味しくありませんでした。
「やっぱりもう終わりかな…」とあきらめかけましたが、調べてみるとニラは多年草で、正しくお世話をすればまた収穫できると分かりました。
実際に試してみたところ、新しい柔らかい葉が育って再び美味しく食べられるように!
今回は、私が実践した「花が咲いたニラを復活させる方法」を、初心者の方にも分かりやすく紹介します。
花が咲いた後のニラに起きること
ニラは多年草で、一度植えると数年にわたって繰り返し収穫できる丈夫な野菜です。
ただし、花が咲くと株の力が花や種に回ってしまい、葉は硬くなり食味が落ちてしまいます。
そのまま放っておくと株が弱ってしまうため、葉や花茎を整理してあげることが大切です。
花が咲いた後のお手入れ方法(実践した手順)
1. 古い葉と花茎を整理する

私は清潔なハサミを使い、株元に近い位置で硬くなった葉や花茎をすべて切り取りました。
思い切ってリセットすることで、株の養分が次の新芽に回ります。
2. 栄養補給

切り戻したあと、株のまわりに油かすなどの有機肥料を軽くまき、土に混ぜ込みました。
これが回復と新芽の成長を助けてくれます。
3. 水やりとマルチング

プランターは乾きやすいので、土の表面が乾いたらしっかり水をあげます。
さらに株元にバーク堆肥を敷いてマルチングしたところ、乾燥が防げて株が元気に育ちました。
どれくらいで復活する?
このお世話をしたところ、およそ2〜3週間で新しい柔らかい葉が伸びてきました。
「本当にまた収穫できるの?」と半信半疑でしたが、実際に元気な新芽を食卓にのせることができ、とても感動しました。
ニラは多年草だから長く楽しめる
今回の経験で、ニラは「花が咲いたら終わり」ではなく、何度でも復活して収穫できる多年草だと実感しました。
- 年に3〜4回収穫できる
- プランターでも2〜5年は育てられる
- 株が古くなったら株分けで更新できる
初心者でも長く付き合える、とても心強い野菜です。
まとめ
- 花が咲いたニラは硬くなるが、あきらめなくても大丈夫
- 葉や花茎を整理し、有機肥料・水やり・マルチングで株を回復させる
- 2〜3週間で新芽が出てきて、再び美味しく収穫できる
- ニラは多年草なので、プランターでも数年にわたり楽しめる
夏の終わりに花を咲かせてしまっても、正しくお世話をすればまた食卓に戻ってきます。
「失敗したかも」と思ったときこそ、ニラの生命力を信じてもう一度育ててみてください。
出典(参考)
- 農林水産省「家庭菜園向け野菜栽培マニュアル(ニラ)」
- JA全農「野菜栽培カレンダー」
- サカタのタネ「ニラの育て方・栽培方法」
- ハイポネックス「家庭菜園でニラをたくさん収穫しよう!」
- EVERGREEN「ニラ – 植物図鑑」