カルスNC-Rを使って残渣処理したプランターの「1週間後」と「20日後」を比較しました。実際の変化やポイント・注意点をまとめましたので、参考にしてみてください。
カルスNC-Rで残渣処理とは?
カルスNC-Rは、微生物の力で野菜くずや枯れ草(残渣)を分解し、土を改良する資材です。これを使うと、家庭菜園のプランター土をふかふかに再生させることができます。
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残渣処理の手順
- 有機残渣(野菜くずや雑草)をプランターの土に混ぜる。
- 米ぬかとカルスNC-Rを一緒に加えて、全体をよく混ぜる。
- 軽く土をかぶせ、乾燥を防ぐために水やりをする。
1週間後のプランター(レモンバジルの残渣)

1週間(7〜8日)後は、分解途中の残渣がまだ土中に残っています。すき込んだ直後よりも青々した部分が減り、分解が進み始めた様子が見られます。表面に白いカビのような菌糸が出ることもありますが、これは分解が順調に進んでいるサインです。
- 青い草や野菜くずが小さくなり、触ると崩れやすくなります。
- 土の表面や中に白い糸(菌糸)が現れることがあります。菌糸は微生物が増殖している姿で、土づくりには欠かせない存在です。
- 夏は1週間で植え付け(植物を植えること)ができます。とありますが、あと2週間おいてしっかり分解してから使おうと思います。
20日後のプランター(枝豆の残渣)

20日(2〜3週間)後には、残渣のほとんどが土と一体化し、原型がわかりにくくなります。細い根や草は完全に分解されることもあり、微生物が活発に働いている証拠です。
- 分解された跡が“空洞”のように残る場所もあります。
- 残渣の影響で土が団粒化し、保水性と通気性が向上。ふかふかした手触りになります。
- 苗を植えると、根の伸びが良い場合が多いです。
成功のコツと注意点
- 植え付け前は、分解が進むまで2〜3週間待つのが理想です。
- 分解途中でも植え付けは可能ですが、根に残渣が絡んでいるときは、もう少し待つ方が安全です。
- 必要分量と混ぜ方を守れば、失敗は少なくなります。
- 土壌改良後は肥料成分が足りないので、元肥(有機肥料または化成肥料)を混ぜ込んでから、新しい植物を育てます。
まとめ
カルスNC-Rを使えば、約1週間で分解の兆しが現れ、20日ほどで野菜くずや雑草などの有機残渣がしっかり土に変わります。家庭菜園やプランター土の再利用、ふかふかした良い土づくりにおすすめです。微生物の力を取り入れて、プランター土の改良に挑戦してみてください。