10月は、いちごの苗を植え付けるのにぴったりの季節です。今日はホームセンターで2種類の苗と、新しいプランターを買ってきたので、紹介させていただきます。
一季なりと四季なり、どちらを選ぶ?
いちごには「一季なり(いっきなり)」と「四季なり(しきなり)」の2タイプがあります。それぞれに特徴があるので、自分の育て方に合うものを選ぶと失敗が少なくなります。
一季なりの特徴
- 春だけ実をつけるタイプ(主に5〜6月)
- 実が大きくて甘みが強く、香りも濃厚
- 短期間にたくさん収穫できる
- 一度にしっかり楽しみたい人におすすめ
- 露地栽培ができ、管理も比較的簡単なので初心者向け
四季なりの特徴
- 春から秋まで、何度も花が咲いて実がなる
- 実はやや小さめだが、最近は甘くて美味しい品種も多い
- 手入れ次第で長く収穫を楽しめる
- ベランダ栽培や初心者にも人気
- 寒い時期に室内に取り込んだりハウス管理が必要なため、春から育てるほうが管理しやすい
今回選んだイチゴ苗

🍓『天使のいちご AE(エンジェルエイト)』【四季咲】(カネコ種苗株式会社)
白〜桃色の実に赤い種が映える、可愛い四季なりいちご。正式な品種名は「ももいろほっぺ8号」。甘みと酸味のバランスがよく、香りも豊かです。家庭菜園向けに開発されているので、プランターでも育てやすいのが魅力です。
🍓サントリー本気野菜『蜜香』【一季なり】(サントリーフラワーズ株式会社)
名前の通り、とっても甘くて香り高い人気品種。糖度はなんと14〜18度!果形はきれいな円錐形で、春にたっぷり収穫できます。コンパクトな株姿で、狭いプランターでもOK。
新しく買ったプランター

今回選んだのは、Breezy Green『脚付プランター GY』(株式会社コメリ)。幅76cm×奥行37cm×高さ65.5cmのちょうど良いサイズです。プランターに入る土の容量は約45Lです。
脚付きなので腰をかがめずに作業でき、排水性・通気性も◎。泥はねや害虫の被害も減らせるので、ベランダや玄関前にもぴったりです。
植え付けの手順


- プランターのフチより約3cm下まで培養土を入れる
- 植え穴まわりに元肥(もとごえ)と殺虫剤を混ぜる
- 苗ポットが入るくらいの穴を掘る
- 苗をそっと取り出し、根を崩さず優しく植える(向きに注意)
- 周囲に土をかぶせて軽く押さえる
- 株元にたっぷり水やり
- 最後にわらを敷いて、乾燥・泥はね・寒さ対策をする
冬までの管理ポイント
- クラウン(株の中心のふくらみ)を太く育てるのがコツ
- 根付いたら、2週間後から液体肥料を1〜2週に1回与える
- ランナー(つる状の茎)は早めにカットして栄養を集中させる
- 1月ごろまでは花や蕾を摘み取り、2〜3月以降に咲く花を大事に育てる
一季なりと四季なりの違い(まとめ)
| 一季なり | 四季なり | |
|---|---|---|
| 収穫時期 | 春の一度だけ | 春〜秋に何度も |
| 実の特徴 | 大きくて甘い | やや小ぶり(最近は改良で甘い品種も) |
| おすすめ | 短期間にたっぷり収穫したい人 | 長くいちごを楽しみたい人 |
プランターのおすすめポイント
- 腰や膝にやさしい脚付きタイプ
- 排水・通気性が良く、根腐れを防ぎやすい
- 泥はねや害虫被害を減らせる
- ベランダや狭い場所にも置けるコンパクト設計
まとめ
10月はいちご栽培を始めるのにベストシーズン。一季なり・四季なりの違いを知って、自分に合った品種とプランターを選べば、春にはきっと美味しいいちごが待っています🍓
家庭菜園デビューにもぴったりなので、ぜひチャレンジしてみてください!

