いちごを元気に育てるために「コンパニオンプランツ」という考え方があると知り、今年はその効果を試してみることにしました。昨年もいちごと葉にんにくを一緒に育てて、まずまずの結果だったので、今年もチャレンジします。いちごの収量が少なかったこともあり、今年は収量アップを目標にしています。
今回は、香りがよく日本の気候にも合う「国内産ホワイト6片」を選び、【プランター植え付け】いちごの苗と新しいプランター買ってきた!のいちごの株間に植えてみました。
にんにくのそばで育ついちごは、株がしっかりして花や実の数も増える傾向があります。これは、いちごとにんにくが「コンパニオンプランツ」と呼ばれる相性の良い組み合わせだからです。にんにくの成分には抗菌作用や防虫効果があり、いちごの生育を助けてくれるといわれています。

にんにくの力でいちごを守る
にんにくに含まれる成分「アリシン」には、強い抗菌・抗真菌作用があります。
この働きによって、いちごがかかりやすい「灰色かび病」や「うどんこ病」を抑える効果があるといわれています。
また、にんにくの独特な香りはアブラムシやコガネムシなどの害虫を遠ざける効果もあります。
小さな球根は“葉にんにく”に
小さめの球根は「葉にんにく(歯にんにく)」として利用できます。
葉が30cmほどに伸び、根元が少しふくらんできた頃が収穫のサインです。
香りがやわらかく、炒め物や薬味にぴったり。冬の野菜が少ない時期に採れる香り豊かな葉にんにくは、季節の味として重宝します。
株ごと抜き取るため収穫は一度きりになりますが、少量植えておくと冬の楽しみになります。
春の“にんにくの芽”もおいしく活用
春に育ったにんにくが「とう立ち」すると、茎の先に花芽が伸びてきます。
このにんにくの芽は、やわらかいうちに摘み取って炒め物にすると、とてもおいしくいただけます。
香りが良く、シャキシャキとした食感が楽しめる人気の食材です。
とう立ちは花を咲かせるために伸びる茎のことで、放っておくと球(実)が太らなくなるため、摘み取るのがポイントです。
実にんにくの収穫タイミング
にんにくの球(実)の収穫は、6月下旬〜7月初旬が目安。
全体の7割ほどの葉が黄色くなった頃が掘り上げのタイミングとされています。
収穫後は、風通しのよい日陰で2〜3週間ほど乾燥させると、香りと保存性が高まります。
まとめ
- ホワイト六片は、香りがよく病害虫を抑える効果が期待できるにんにく。
- いちごとにんにくの混植は、コンパニオンプランツとして知られる代表的な組み合わせ。
- 小さな球根は葉にんにくとして利用し、やわらかな香りを楽しめる。
- 春に伸びるにんにくの芽(とう)は、炒め物にしておいしく食べられる。
- 実にんにくの収穫は6〜7月が目安で、乾燥を丁寧に行えば長期保存が可能。

