庭石どうしてる?転ばない庭づくりへの第一歩

日記

庭石は、昭和の庭には欠かせない存在でした。
我が家も築何十年の昭和の家。庭には庭石のほか、灯籠や石臼、水瓶、鬼瓦などが並び、和の落ち着いた雰囲気を作っています。風情があり、眺めているだけで心が安らぎます。

しかし、庭作業をしているときに「この石、よくつまずくな」と感じます。
転倒の危険を減らし、安全に過ごせる庭にしたい——そう思うようになったきっかけがあります。

家族の転倒をきっかけに

きっかけは、家族が庭石につまずいて転び、怪我をしてしまったことでした。
長年、花や庭木の世話をしてくれていた家族ですが、その出来事を境に「もう庭はできない」と言うように。

そこで、「私が庭作業を引き継ごう」と決意しました。
危険な場所を少しでもなくせば、家族もまた鉢植えなどの小さな園芸を楽しむ気持ちが戻るかもしれません。

庭石は簡単に処分できる?

庭石を処分するのは、実は簡単ではありません。
費用もそれなりにかかるそうです。

我が家は坂道の住宅街にあり、重機(ユンボ)が入れない立地のため、処分費用も割高になるとのこと。
知り合いの工務店の方に相談したところ、

「埋めるのが一番簡単でお金もかからないよ」

と教えてもらいました。
それから「いつかやろう」と思いながら一年が経過……。なかなか重い腰が上がらずにいました。

きっかけはレモンの木の植え替え

そんなある日、レモンの木の葉の様子が悪くなり、肥料不足かカミキリムシの幼虫の被害か…と悩むことに。
「鉢増し」するか「地植え」にするか迷った末、鉢増しを決定。

大きな鉢を置く場所を決めるために、半地植えだったライラックを移動しようとしたとき、ふと気づきました。

「ここに石、埋められるかも?」

これが、庭石処分(埋設)に取りかかるきっかけとなりました。

いざ、庭石を埋めてみる

庭石は形も大きさも不揃いで、動かせないものもあります。
まずは手で持てる小さめの石を少しずつ掘り出し、集めていきます。

今回の目標は「石を埋め、その上にブロックを置いて水平を取ること」。
石の形に合わせて穴を掘り、置いては確認し、また掘り直して調整……地味で根気のいる作業の繰り返しです。

ブロックを置いて水平を取る

水平器を置いてみると、写真の右が少し高いです。
ブロックを外して石の下を掘り、山菜掘り用のスコップで土をかき出します。

再び測ると、まだ水平にならず。
今度は石の上に乗り、体重をかけながら「下がれ〜!」と願いを込めて踏み込みます。

まあ、いいでしょう(完成)

完璧な水平とは言えませんが、良しとしました。
上に鉢植えを置いてみると、安定感もあり良い雰囲気です。
でも、ブロックの上に鉢を置くと少し高い気もするので、ブロックをレンガに変えて調整してみようと思います。

まとめ

庭石の処分は、費用も労力もかかる作業です。
重機が入らない立地では特に大変ですが、埋めるという選択はコストを抑えつつ、安全な庭づくりにつながります。

転ばない庭を目指して、自分の手で少しずつ整えていく過程もまた、庭仕事の楽しみのひとつですね。


参考(出典)

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