クリスマスローズを植え替えてみた(適した時期と植え替えのコツ)

草花

10月から11月は、クリスマスローズの植え替えにぴったりの季節です。
今回は、不織布ポットで育てていた2株を、お気に入りの植木鉢に植え替えました。
やり方のポイントと、実際に植え替えた様子を紹介します。


植え替えの基本手順

  1. 時期:10月〜11月が適期(株分けもこの時期に)
  2. 土づくり:基本の培養土に、シンビジウムの土を少し混ぜて排水性を高める
  3. 鉢準備:鉢底ネット → 鉢底石 → 土少量を敷く
  4. 古い根の整理:黒く枯れた根やブヨブヨした腐敗根は取り除く
  5. 株分け:3つほどに分け、付け根を優しく揺らして分ける(切れない部分はハサミで)
  6. 新芽の向き:新芽が中心に向くように植えると株姿が整う
  7. 植え込み:新芽が少し見える高さで土を入れ、菜箸などで隙間に土を詰める
  8. 水やり:たっぷり3回行い、鉢底から水が出るまで与える
  9. 植え替え後の管理:1週間は半日陰で、葉が元気なら日向へ移動

この流れを押さえておくと、安心して植え替え作業が進められます。


植え替えを実際にやってみました

夏越ししたクリスマスローズ2株は、不織布ポットに植えていました。
夏の間は遮光ネットで直射日光を防ぎ、朝か夕方に100ccほどの水を与えて管理。
不織布なので通気性がよく、蒸れにくいのですが、根の量は控えめで「なんとか夏を乗り越えた」という印象でした。
来年はもう少し水を減らしても良さそうです。


植え替え作業の流れ

まず、鉢底ネットと鉢底石を入れて、少しだけ培養土を敷きました。
不織布ポットの横を強く押して根鉢を取り出すと、思ったよりスルッと抜けました。
黒く枯れた根や、ブヨブヨしている根は腐っているので、すべて取り除きます。
清潔な根だけを残すと、全体がスッキリして健康的に見えます。

根の付け根を見てみると、3つに分かれそうな形。
揺らすように優しく動かすと自然に分かれました。
もし繋がっている部分がある場合は、剪定ばさみでカットしても大丈夫です。
この「株分け」ができるのは秋の植え替えシーズンだけです。


新芽を内側にして植え直し

クリスマスローズは株の外側に新芽を出して成長するため、大株になると真ん中が空いてしまいます。
株分け後に植え直すときは、中心と外側を逆にして植えると、真ん中から新芽が出てまとまりの良い姿になります。

3つに分けた株をひとつにまとめ、長過ぎる根はハサミで切り、植木鉢に植え込みました。
隠れていた新芽が見えるくらいの高さに土をかぶせ、箸を使って株のまわりの土をグリグリ動かしながら、隙間を埋めていきます。
土のかさが下がらなくなるまで繰り返し、最後に土全体の高さを整えて完成です。
新芽を傷つけないように、作業はゆっくり丁寧に行うのがポイントです。

もう1つの株は、ほぼそのまま植え替えました。


植え替え直後の水やり

植え替えた後は、たっぷりと3回に分けて水をあげます。

  1. 鉢底から水が出るまでたっぷり与える
  2. 鉢上の水が引いたら、もう一度同じように与える
  3. さらにもう一度繰り返す

こうすることで、根のまわりに土がしっかり入り込み、根付きが良くなります。


植え替え後の管理

1週間ほどは日陰で休ませます。
葉がピンと元気に戻っていれば、日向に移動して大丈夫です。
その後の水やりは、土の表面が乾く度に、1回たっぷりあげれば十分です。


まとめ

  • 10〜11月は植え替え・株分けのベストシーズン
  • 枯れ根・腐敗根は丁寧に除去
  • 新芽を中心に向けて植えると株姿が整う
  • 植え替え直後の水やりは、3回たっぷりが基本
  • 植え替え後1週間は半日陰で養生

参考(出典)

タイトルとURLをコピーしました