ロハピの成分・効果・使い方(子供やペットがいる家庭での安全対策も)

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家庭菜園やガーデニングをしていると、どうしても悩まされるのが「虫」と「病気」。そんなときに頼りになるのが、食品由来成分99.9%でできた殺虫殺菌スプレー「ロハピ」です。
安全性が高く、しかも効果的に植物を守ってくれると人気があります。今回は、ロハピの成分や効果、使い方のコツ、そして小さなお子さんやペットがいるご家庭での安全な使い方をまとめました。


ロハピの成分と効果

ロハピの主成分は「カプリン酸グリセリル(デカン酸グリセリル)」という、ココナッツオイル由来の食品成分です。
この成分が虫の体の「気門(呼吸する穴)」をふさぎ、窒息させることで駆除します。薬で中から効かせるタイプではなく、“物理的に退治する”のが特徴です。

  • 成分内訳
    カプリン酸グリセリル(デカン酸グリセリル):0.050%
    水、界面活性剤など:99.95%

アブラムシ、ハダニ、コナジラミ、アオムシ、チュウレンジハバチなど、多くの害虫にすばやく効きます。さらに、黒星病うどんこ病などの病気の予防や広がりを抑える効果もあります。
食品由来の成分なので、散布後に土や環境へ残る心配が少なく、人やペットにもやさしいのがうれしいポイントです。


適用作物と適用害虫・病気

ロハピは、さまざまな植物に使える万能タイプの殺虫殺菌スプレーです。家庭菜園から花壇、観葉植物まで幅広く対応しています。

適用作物主な適用害虫・病気
バラアブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチ、うどんこ病、黒星病
野菜類(トマト・ナス・ピーマンなど)アブラムシ、コナジラミ、アオムシ、ハダニ
観葉植物コナジラミ、ハダニ、アブラムシ
ハーブ類(ミント・バジルなど)アブラムシ、ハダニ
花類(パンジー・ビオラなど)アブラムシ、うどんこ病
さくらアブラムシ類、ハダニ類、アメリカシロヒトリ、うどんこ病
木類(さくらを除く)、りんごアブラムシ類、ハダニ類、うどんこ病
果樹類(りんごを除く)アブラムシ類、ハダニ類

※上記はラベル記載内容をもとにした要約です。実際に使用する際は、製品の説明書やラベルを確認のうえご使用ください。


ロハピの使い方

ロハピは原液のまま使用します。希釈する必要がないので、すぐに使えて便利です。

  • スプレーの先端は「SPRAY(広く吹きかけ)」と「JET(狙って噴射)」に切り替え可能。逆さにしてもスプレーできます。
  • 虫がいるときは、虫の体に直接たっぷりスプレーするのがポイント。特に葉の裏側にも忘れずにかけましょう。
  • 病気予防のときは、葉の表裏どちらにもムラなく吹きかけます。すでに発病した部分を治すことはできませんが、広がりを抑える効果があります。
  • 散布は、晴れた日の午前中や夕方など涼しい時間帯が最適。風の強い日や真夏の炎天下は避けましょう。

効果をしっかり発揮させるためには、「ムラなく丁寧に散布すること」が大切です。


土壌への残留と安全性

ロハピは食品原料を使っているため、土の中で速やかに分解されるのが特徴です。
残留性がとても低く、収穫当日まで使用可能です。家庭菜園でも安心して使えます。
農薬にありがちな土壌汚染や環境への負担も少なく、エコな選択肢といえるでしょう。


子供やペットがいる家庭での安全対策

ロハピは安全性の高い製品ですが、使用中は以下のような点に気をつけましょう。

  • 散布中は、お子さんやペットが近くにいないようにする(目安は3メートル以上離す)
  • 風下に立たないよう注意する
  • 散布後は30分〜1時間ほど乾燥時間をとり、その間は近づけない
  • 室内で使う場合はしっかり換気し、ペットや子供がいる部屋から離して行う
  • 使用後は手や顔を洗い、成分の付着を防ぐ

ちょっとした配慮で、より安心して使うことができます。


まとめ

ロハピは、食品由来成分で作られた安全性の高い殺虫殺菌スプレーです。
害虫や病気にしっかり効きながら、土や環境にもやさしいのが魅力。
子供やペットがいる家庭でも、使い方のポイントを守れば安心して使えます。

植物を健康に育てたい方や、できるだけ自然派の方法で虫や病気を防ぎたい方にぴったりのアイテムです。
ロハピを上手に活用して、楽しく快適なガーデニングライフを送りましょう。


参考(出典)

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