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植物ウイルス病を防ぐ!ビストロン10のやさしい使い方ガイド

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植物のウイルス病は、一度広がると治療が難しく、株全体が弱ってしまいます。
そのため、「ウイルスを持ち込まない・広げない」ことが重要です。
そこで役立つのが、ビストロン-10という器具専用の消毒液です。


ビストロン-10とは?

ビストロン-10は、園芸作業で使うハサミやピンセット、手袋、鉢などを消毒するための液体です。

有効成分は第三リン酸ナトリウム10%液として配合され、強アルカリ性の性質を持っています。
この性質により、ウイルス粒子を素早く分解・不活化し、病原性を失わせる働きがあります。

つまり、ビストロン10=10%濃度の第三リン酸ナトリウム液であり、使用時には水で薄めて使うのが基本です。

特にウイルス病が出やすい植物、例えば

  • クリスマスローズ
  • 蘭(シンビジウム、デンドロビウムなど)
  • バラ

の管理では、器具消毒が非常に重要です。
“株から株へウイルスを移さない”ために、多くの園芸家がこの液を活用しています。


基本の使い方

① 5%液に薄める

ビストロン-10は原液のままでは濃いため、水と1:1で薄めて5%希釈液として使用します。
例:ビストロン10 100ml + 水 100ml

② 器具を数分〜10分浸す

ハサミ、ピンセット、ゴム手袋、支柱、鉢などを浸けます。

③ 流水でしっかり洗い流す

浸けたあとは、きれいな水でしっかりすすぐことが大切です。

④ タオルで軽く拭き取るか自然乾燥

すすいだ器具は自然乾燥でOK。急ぐ場合はタオルで軽く拭いても問題ありません。


使用時のポイント・注意点

  • 植物本体には使わない:器具専用です。
  • 株ごとに器具を消毒するとさらに感染予防に効果的。
  • 手袋着用:強アルカリ性のため、素手で触らないように注意。
  • 希釈液は数回使い回しOK:汚れや濃度が薄くなったら交換。

こんな場面で大活躍!

  • 植え替え作業
  • 剪定・切り戻し
  • 株分け
  • 新しい苗の導入時
  • ウイルス病が気になる植物のケア(クリスマスローズ・蘭・バラ・球根植物 など)

特に「増やす」「切る」「株を触る」といった作業では、ウイルスが道具から広がりやすく、ビストロン10による消毒がとても効果的です。


まとめ

ビストロン-10は、園芸でウイルス病の拡大を防ぐための頼れるアイテムです。
使い方はシンプルで、

  1. 水と同量で薄める
  2. 器具を数分浸ける
  3. 水でよく洗い流す

この3ステップだけで、植物を守る力が大きくアップします。
日々の園芸に取り入れることで、ウイルス病のリスクを大幅に減らすことができます。


参考(出典)

植物ウイルス病の感染、伝播を防ぐ消毒剤!ビストロン10

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