ブルーベリー収穫後にやること(ラビットアイ系・2品種・地植え)

日記

ブルーベリーを収穫したあとは、放っておかずに「剪定(せんてい)」「追肥(ついひ)」「水やり」「病害虫対策」「休眠準備」などのメンテナンスが大切です。特にラビットアイ系は成長が旺盛なので、収穫後のお世話が翌年の実の質と量を左右します。

この記事では、初心者でもわかりやすく専門用語を解説しながら、収穫後にやるべきことをまとめます。

ブルーベリーの「ラビットアイ系」は、主に暖かい地に向けて樹勢が強く、収穫量・甘味ともに優れる系統です。

ブルーベリー収穫後のお手入れ5ステップ

剪定(収穫後すぐ〜秋まで)

剪定とは?

木の枝を切って形を整えること。風通しや日当たりを良くして病気を防ぎます。

やること

• 古い枝や重なって混んでいる枝を切る

• 内側に伸びた枝や細くて弱い枝を整理

• 高く伸びすぎた枝(徒長枝)は短く切って高さを調整

💡 ポイント:一度に切りすぎると木が弱るので、軽めの剪定で十分です。

追肥(肥料を追加)

No.1バルドウィン
No.2品種不明

追肥とは?

育っている途中で追加する肥料のこと。収穫で消費した栄養を補います。

やること

• 収穫後に有機肥料(油かすなど)や化成肥料を株元にまく

• 量は春の肥料より少なめ

• まく前に雑草を取っておくと効果アップ

水やりとマルチング

• 夏は乾燥しやすいので、土がカラカラにならないよう注意

• マルチング(腐葉土・ピートモス・ウッドチップを敷く)をして土の水分を保ち、雑草を抑える

病害虫対策と株のチェック

収穫後も油断は禁物。特に注意したいのは

• カミキリムシ → 幹に穴を開けて弱らせる

• コガネムシの幼虫 → 根を食べて枯れる原因に

• うどんこ病 → 葉に白いカビが出る病気

やること

• 被害のある枝は切り取る

• 被害が広がるときは薬剤散布も検討

お礼肥と休眠準備

お礼肥(おれいごえ)とは?

実をつけてくれた木への「ありがとう」の肥料。次の成長に備えます。

やること

• ラビットアイ系は秋まで成長するので、肥料は9月ごろまでに終える

• その後は木が休眠(冬の眠り)に入るため、水やりも控えめに

• ただし、土の表面が完全に乾くのは避ける

品種紹介:ラビットアイ系「バルドウィン」

ブルーベリーの中でも人気のラビットアイ系「バルドウィン」は:

• 実がなる時期が遅め(晩生品種)

• 豊産性(実がたくさんなる)

• 病気に強く、初心者でも育てやすい

ただし、収穫後も枝が勢いよく伸びるため、剪定や追肥をしっかり行い、新しい枝が増えすぎないように管理することが大切です。

複数のブルーベリーを育てる場合のコツ

• 基本的にはどの株も同じようにお世話すればOK

• 実つきが悪い株は剪定を控えめにして様子を見る

• 株の周囲にピートモスを足して「酸性の土」を保つと根が安定する

まとめ|ブルーベリー収穫後にやること

収穫後に大切なのはこの5つ

1. 剪定で枝を整理

2. 追肥で栄養補給

3. 水やり&マルチングで乾燥対策

4. 病害虫チェックで株を守る

5. お礼肥と休眠準備で翌年に備える

ブルーベリーはお世話のしかたで翌年の実の量や味が大きく変わります。特にラビットアイ系は成長が早いので、剪定と肥料のバランスを意識して管理しましょう。

参考文献・サイト

ハイポネックスジャパン株式会社(肥料・栽培情報)

日本ブルーベリー協会