ガーデン用品がカラフルな理由
ハサミ、バケツ、ジョウロなど、ガーデニングに使う道具はカラフルなものが多いですよね。赤や黄色、白など鮮やかな色の用品を手に入れると、それだけで庭仕事が楽しく感じられます。
では、なぜガーデニング用品は昔からカラフルなのでしょうか?
答えはシンプルで、「落としても見つけやすいように」 という実用的な理由があります。緑の多い庭では、茶色や黒い道具は地面や植物に紛れて見つかりにくいため、目立つ色が選ばれているのです。
色ごとの特徴と役割



- 赤色
赤は自然の中でもっとも目立つ色のひとつ。
落としたときにもすぐに見つけやすく、安全性の面からも人気があります。筆者も赤いハサミの鞘をなくしたことがありますが、やはりすぐに見つかりました。 - 黄色
黄色も視認性が高い色です。庭のアクセントカラーとしても映えます。ただし、花の多くが黄色をしているのは「虫を引き寄せるため」であり、黄色いものはハチやアブなどの昆虫を誘引しやすいと報告があります。※(参考:農林水産消費安全技術センター「虫を引き寄せる色」) - 白色
意外にも白は庭の中でとてもよく目立ちます。白いプランターや置物が庭を引き立てるのと同じように、白い道具も清潔感があり目につきやすいのが特徴です。
ガーデン用品がカラフルであることのメリット



- 探しやすい – 草むらや土の上に置き忘れても見つけやすい。
- 作業効率が上がる – 必要な道具をすぐ発見でき、余計な探す時間を減らせる。
- 庭のアクセントになる – 鮮やかな色の道具は、庭全体を明るく演出してくれる。
まとめ
ガーデニング用品がカラフルなのは、デザイン性だけでなく 「無くさない」「使いやすい」 という実用面での工夫が大きな理由です。
これから道具を選ぶときは、「自分の好きな色」だけでなく「見つけやすさ」や「虫を寄せにくい色」なども意識してみると、庭仕事がもっと快適になるでしょう。
〜追記〜


- 青色
自然界では少ない色のため、庭の中で逆に目立ちやすいのが青色です。赤や黄色ほど強いインパクトはありませんが、爽やかさと落ち着きを両立できるカラーで人気があります。
- オレンジ
赤や黄色と同様に目立ちやすい色で、安全色としても利用されるカラーです。庭の中では明るさや活気をプラスしてくれます。
- 蛍光色
アウトドアやスポーツ用品でよく使われる蛍光カラーは、人の目に強く印象に残ります。紛失防止には最適ですが、ナチュラルな庭の印象とは少し合わない場合もあるので、アクセントとして取り入れるのがおすすめです。