我が家には一年中いるダンゴムシやナメクジ。特に春から梅雨の季節は、鉢の下や石の裏にダンゴムシやナメクジが隠れやすく、若い芽や柔らかい根元を食害してしまいます。この記事では、デナポンの成分や効果、初心者でも使いやすい方法、安全に使うための注意点をわかりやすく解説します。
デナポンとは? 成分と効果

デナポンは、**有効成分フェニトロチオン(マラソンとも呼ばれる有機リン系成分)**を配合した殺虫剤です。
- 主粒剤タイプが市販されており、株元や土の表面にまくだけで使いやすいです。
- 害虫が粒に触れたり食べたりすることで、殺虫効果を発揮します。
- 有効な対象害虫は、ダンゴムシ・ワラジムシ・ナメクジ・アリなど。
👉 デナポンは「付けない忌避剤」ではなく、接触や摂取によって害虫を駆除する殺虫剤です。そのため株元に散布しておいてください、害虫が近づいても駆除され、結果的に苗を食害から守ることができます。
デナポンの使い方

- まく場所
- 野菜や花の株元の土の表面
- 植木鉢の上の土
- 害虫が潜みやすい鉢や下の石の裏
- 使用量の目安
- 1株につき、ティースプーン1~2杯程度(※必ず製品ラベルの使用量をご確認ください)。
- 土の表面に均一に軽くまくのがポイント。
- タイミングを計る
- 苗を植えるときにまいておくと予防効果があります。
- ダンゴムシを見つけたとき、すぐに使うと効果的です。
安全に使うための注意点
便利なデナポンですが、家庭菜園では人・ペット・環境への注意点がいくつかあります。
- 人への注意点
- 使用時は必ず手袋をして作業してください。直接接触しないようにしましょう。
- 作業後は石けんでよく洗います。
- 食用の野菜に使用する場合は、収穫直前の使用は避けること。必ずラベルに記載されている「使用時期」の欄を見て、「収穫◯◯日前まで」と記載されている日数を守りましょう。
- ペットへの注意点
- 犬や猫、小動物が誤って食べないように注意してください。
- 散布後は土に軽く混ぜ込み、またはペットが気にならない場所に使用すると安心です。
- 環境への注意点
- 池や水槽の近くでは使用を控えましょう。魚や水生生物に影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
- デナポンはダンゴムシなどを駆除する殺虫剤
- 害虫が触れたり食べたりすることで殺虫効果を発揮します
- 家庭菜園初心者でも、苗の株元に軽くまくだけで手軽に使える
- 手袋をして作業し、収穫直前の使用を避け、ペットの誤食に注意することが大切です
ダンゴムシやナメクジに苗を食べられて困っているという方は、正しく安全にデナポンを使って、大切なお庭の植物や家庭菜園を守っていきましょう。