ヒューケラ復活の兆し!(続、鉢植えの株元がグラグラする原因と対処法)

草花

随分前に鉢植えの株元がグラグラする原因と対処法|コガネムシに根っこを食べられた時の対処法という記事で紹介した、あのヒューケラの続編です。コガネムシに根を食べられ、植え替えたものの根がなくスカスカで、もうダメかもしれない…と半ば諦めかけていました。

あれから約2ヶ月。当初は「1〜2週間ほど明るい日陰で養生させよう」と思っていたのですが、気づけば2ヶ月が経ちました。とはいえ、ヒューケラはもともと日陰を好む植物。10月中旬まで続いた強い日差しの中でも、思いのほか枯れてしまわずに過ごせていました。

半透明の波板の下で静かに養生

置き場所は、半透明の波板の屋根と壁に囲まれた洗濯干し場です。雨は直接当たらず、やわらかな光が届く環境なので、ヒューケラにとってちょうどよい明るさ。風通しもあり、過湿にもなりにくい理想的な養生場所でした。

根がほとんどない状態なので、水やりにはとても気をつけました。乾かしすぎると弱り、湿りすぎると腐ってしまう。指で土を軽く触りながら、少しひんやりしている程度で我慢する——そんな日々が続きました。

失敗から学んだこと

実は、植え替えの際に少し深く植えすぎてしまい、新芽が土に埋もれて枯れてしまいました。そこで、同じ失敗を繰り返さないようにと上の土を少し減らし、新芽がしっかり呼吸できるように調整しました。見た目は少し不格好でも、芽が顔を出せるようになったことで、再生のきっかけになったように思います。

葉が少なくなって鉢が大きく見え、小さい鉢に植え替えようか悩んだ時期もありましたが、根が回復していないうちは動かさないほうがいいと判断し、そのままにしていました。焦らず見守ることが、結果的に良かったようです。

明るい芽が見えた瞬間

そして今朝、ついに変化がありました。ヒューケラ・ドルチェ「チェリーコンポート」特有の鮮やかな赤い新芽が2つ、株元に顔を出していたのです。思わず「やったー!」と声が出て、ひとりでガッツポーズ。小さな芽ですが、この2ヶ月の努力が報われた気がしました。

培養土の状態も良いので、もうしばらくはこのまま様子を見ます。あと1週間ほどしたら、虫の予防剤を撒く予定です。再び根が伸びて、しっかりとした株に戻ってくれることを願っています。

焦らず見守ることの大切さ

今回のヒューケラの再生で改めて感じたのは、「焦らず見守る」ことの大切さです。植物は、目に見えないところで少しずつ回復している。それを信じて待てるかどうかが、育てる人の腕の見せどころなのかもしれません。

枯れかけても諦めないでいれば、ヒューケラは意外と強く、きっとまた応えてくれます。

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