【初心者向け】植物の切り戻しとは?詳しく解説|切り戻しの方法と注意点

草花

植物の「切り戻し」とは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り取る園芸作業のことです。見た目を整えるだけでなく、花付きや株の健康維持にも欠かせない大切なお手入れ方法です。本記事では、切り戻しの効果・適切なタイミング・具体的なやり方を解説します。


切り戻しを行うメリット

ガウラが倒れながら咲いています
切り戻して3週間後
いちじくは4〜5月頃枝をしっかり切り戻すことで強い枝が出てきます
  1. 樹形や株姿を整える
    伸びすぎた部分をカットすることで、全体のバランスが良くなります。
  2. 植物の健康促進
    不要な枝を減らすことで、エネルギーが有効に使われ、脇芽が伸びやすくなります。
  3. 害虫や病気の予防
    風通しと日当たりが改善し、病害虫の発生を防ぎやすくなります。

切り戻しのタイミング

花を全部切り落としてから植え付け(カリブラコア)
切り戻すと花数が増えます!!
  • 花が咲き終わった後
  • 株が乱れて花数が減ってきたとき
  • 成長期(春~秋)、特に梅雨入り前や夏の終わり

開花期間が長い草花(ペチュニア・ゼラニウムなど)に有効で、切った部分から新しい芽が伸びてきます。

ただし、一季咲きの植物や成長が遅い種類、樹木は切り戻しの効果が出にくい場合があります。必ず種類ごとの特性を確認しましょう。


植物の切り戻し方法

  1. 切る位置を決める
    全体の1/2~1/3を目安に、元気な芽や葉のすぐ上でカットします。ここから新芽が出やすくなります。
  2. 不要な枝を優先して切る
    枯れた枝・病気の枝・形を乱す枝を取り除きましょう。
  3. 切り戻し後のケア
    水をしっかり与え、必要に応じて肥料を施すと、新芽が元気に育ちます。

切り戻しの注意点

  • 植物ごとに適切な時期や方法が異なるため、種類に応じた管理が必要です。
  • 切りすぎは株を弱らせる原因になります。必ず健康な葉や枝を残しておきましょう。

まとめ

切り戻しは、植物を若返らせ、長く花や緑を楽しむための基本作業です。正しいタイミングと方法で行えば、株がリフレッシュし、美しい姿を長く保てます。

家庭菜園やガーデニングを楽しむ方は、ぜひ「切り戻し」を取り入れて、植物を元気に育ててみてください。