新枝咲き(新梢咲き)クレマチスは、春から初夏にかけて華やかな花を咲かせる、人気のつる性植物です。けれども、花が終わった後の切り戻しは「こんなに切って大丈夫?」と戸惑うほど思い切った作業が必要です。ここでは、新枝咲きタイプを元気に育てるための切り戻し方法とコツをわかりやすく解説します。
新枝咲きクレマチスの特徴

- 春に伸びた新しい枝に花芽をつけて咲くタイプ
- 強めの剪定で枝数が増え、翌年以降も花つきが良くなる
- 主な系統:ヴィチセラ系、テキセンシス系、ヴィオルナ系、インテグフォリア系
- 四季咲き品種では切り戻しを繰り返すことで、複数回開花しやすい
切り戻しの時期と方法
時期 | 方法のポイント |
---|---|
冬(2〜3月) | 地際から2〜3節残して思い切って切る。翌春の芽吹きを促す。 |
初夏(5月) | 一番花が終わったら、株の半分くらいまで再度切り戻す。 |
夏〜秋(8月) | 開花シーズンが終わったら、地表から2〜3節残して剪定。 |
- 冬の剪定は特に大胆さが必要。地面から2〜3節は必ず残しましょう。
- 花後に切り戻すと、二番花・三番花を楽しめるチャンスが増えます。
我が家のクレマチスの切り戻し
少し遅めに咲いたので、剪定時期をずらしました。8月後半が望ましいかなと思います。参考までに。



切り戻しのコツと注意点
- 新枝咲きタイプは強剪定しても、翌春には新芽がしっかり出るので心配はいりません。
- 節の少し上をカットし、芽を傷つけないように切る。
- 切り戻しを怠ると枝数が減り、翌年の花つきが悪くなります。
まとめ
新枝咲きクレマチスを美しく咲かせるには、「勇気を持って大胆に切る」ことがポイントです。季節ごとの剪定をしっかり行うことで、毎年たくさんの新芽と花を楽しめます。基本のコツさえ守れば決して難しくないので、ぜひ思い切ってチャレンジしてみてください。