本葉が2枚になったら行う!1回目の間引きと土寄せのコツ(続、にんじん栽培の実践レポート)

草花

種まきからしばらくして、芽が出て子葉(双葉)が開き、その後に「本葉」が2枚ほど出てきたタイミングが、最初の間引きの目安です。ここからが苗の成長を左右する大事なポイントになります。今回はニンジンを例に説明します。
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1回目の間引きの目的

間引きとは、密集して生えている苗を間引いて、残した苗に十分な光と栄養を与える作業です。苗が混み合ったままだと、根同士が競い合い、ひょろひょろとした弱い株になってしまいます。

本葉が2枚になった時点では、まだ根も浅いので、間引きやすい時期です。元気な苗を残し、少し小さい苗や葉色の薄い苗を抜き取ります。

間引きのやり方

  • 指で抜くときは、根を動かしすぎないように、ゆっくりと引き抜きます。
  • 根を傷めたくない場合は、ハサミで地際を切るのもおすすめです。
  • 株と株の間が2〜3cmほどになるように調整します。

土寄せのタイミングと方法

間引きをした後は、苗の根元が少しぐらつくことがあります。そのときに行うのが「土寄せ」です。
周りの土を軽く寄せて根元を支えることで、株がしっかりと立ち、倒れにくくなります。

このとき、子葉(双葉)の下まで土を寄せると、茎の根元が安定し、根張りが良くなります。
ただし、土をかけすぎると蒸れてしまうため、優しく軽く寄せる程度にしましょう。

水やりと管理

作業後は根が動いているため、乾燥しないように軽く水やりをします。
その後は直射日光が強すぎない場所に置いて、苗が新しい環境に慣れるのを待ちましょう。

まとめ

  • 本葉が2枚になったら1回目の間引きどき
  • 元気な苗を選んで残す
  • 間引き後は軽く土寄せして株を安定させる
  • 最後にたっぷり水を与える

間引きと土寄せは、野菜づくりの基本のステップ。ここでしっかり管理しておくと、その後の生育がぐんと良くなります。

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