マグァンプKの使い方ガイド(誰でも使いやすい!効果的な肥料の活用法)

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植え付けや植え替えのときに土へ混ぜるだけで、長く効果が続く肥料「マグァンプK」。追肥の手間がほとんどなく、花壇やプランター、家庭菜園まで幅広く使える便利な肥料です。ここでは、マグァンプKの特徴と上手な使い方、注意点までをわかりやすく解説します。


マグァンプKとは?

マグァンプKは、株式会社ハイポネックスジャパンが販売する固形の緩効性肥料です。発売から50年以上にわたり愛用されており、植え付け時に使う「元肥」として定番の存在です。

主な特長は次のとおりです。

  • ゆっくり効く緩効性タイプ:必要なときに少しずつ栄養を供給し、効果が長持ちします。
  • 根にやさしい:肥料焼けしにくく、根に触れても安全に使えます。
  • 追肥にも使える:小粒タイプなら、植え付け後の追肥としても便利です。

マグァンプKの成分と肥料の配合割合は以下の通りです。

  • 窒素(N):6%
  • リン酸(P)(全リン酸のうち水溶性リン酸は5%を含む): 40%
  • カリウム(K)(内水溶性カリウム3.5%を含む): 6%
  • マグネシウム(Mg)(苦土): 15%(うち水溶性1%を含む)

この成分配合は「NPK-Mg=6-40-6-15」と表し、特にリン酸が多く、根の発育や花実つきを促進し、マグネシウムは光合成のための葉緑素生成を助けられます。窒素は葉や茎の成長を支え、カリウムは植物全体の調子を整える役割を担っています。

成分はゆっくり溶け出す緩効性で、肥料焼けの心配が少なく、雨や灌水による成分の流れ亡も少ない設計です。観葉植物、鉢植え、花壇や野菜畑など幅広い用途に対応しています。​


マグァンプKの使い方

1. 元肥として使う場合(基本)

植え付けや植え替え時に、規定量を土全体に均一に混ぜ込むだけでOKです。水やりをすると成分が少しずつ溶け出し、植物が必要な分を吸収していきます。

使用量の目安

用途使用量の目安
花壇・菜園(1㎡あたり)約300g
プランター(65cm)約60g
5号鉢約10g
6号鉢約15g
8号鉢(観葉植物など)約30g
苗木50〜100g

※アザレア、サツキ、ラン類など酸性土壌を好む植物には、使用量を半分にするのがおすすめです。


2. 追肥として使う場合

生育期に栄養を補いたいときは、小粒タイプを株元から少し離してばらまくだけで追肥が完了します。土に混ぜる必要はありません。効果はおよそ2ヶ月ほど持続します。


粒のサイズと使い分け

粒サイズ主な用途効果の持続期間目安
小粒追肥・元肥約2ヶ月
中粒元肥約1年
大粒元肥約2年

鉢や植物の種類、植え替え頻度に合わせて粒の大きさを選ぶと、無駄なく使えます。


マグァンプKを使うときの注意点

  • 適量を守ることが大切です。多すぎると根を傷める場合があります。
  • ランやサツキなどの特定植物には少なめに施すのが安心です。
  • 水やりのしすぎや乾燥しすぎは、肥料の溶け出しに影響することがあります。

肥料の効果を引き出すには、「土」「水」「日当たり」のバランスを保つことも大切です。


まとめ

マグァンプKは、植え付け時に混ぜるだけで長期間肥料効果が続く、扱いやすい緩効性肥料です。肥料のタイミングに迷うことが少なく、植物にやさしく安定した生育をサポートします。

粒の大きさや量を植物の種類に合わせて調整すれば、花も野菜もいきいきと育ちます。ぜひ、日々のガーデニングや家庭菜園に取り入れてみてください。


参考情報:
マグァンプKはホームセンターや園芸店、オンラインショップなどで手軽に購入できます。

参考(出典)

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