植物の枝を整えたり、形を保つために欠かせないのが「剪定ばさみ」です。中でも、岡恒 剪定鋏 No.101(180mm)のように、刃物の町・岐阜県関市で作られた本格派モデルは、切れ味の鋭さと耐久性の高さで多くの園芸家に愛用されています。全長約180mm・重量約180gと扱いやすいサイズで、家庭園芸にも最適です。
正しい持ち方と切り方
- 刃の向きを確認する
剪定ばさみは「刃」と「受け刃」が対になっています。鋭い方の刃(動刃)を、残したい枝側に向けて切ることで、切り口が滑らかに仕上がります。 - 枝を斜めに切る
枝を約45度の角度で切ると、雨水がたまりにくく、病気を防ぐ効果があります。 - 枯れ枝は根元から切る
枝分かれの根元近くで切ると、樹形が自然に整います。 - 無理に太い枝を切らない
直径1cmを超える枝は、剪定ノコギリを使うのが安全です。刃の損傷や握力の負担を防げます。
安全に使うためのコツ
- 作業前に刃やネジの緩みをチェックする
- 切る方向に人がいないことを確認する
- 滑り止め付きの手袋を着用する
剪定後のお手入れ
剪定後は、刃に付着した樹液や汚れを放置せず、手早くお手入れするのが長持ちのコツです。


STEP1:ヤニを落とす(ヤニピカ)
樹液やヤニがこびりついた部分は、【楽天市場】玉鳥産業 レザーソー 刃物専用クリーナー ヤニピカ 100ml:高橋本社を汚れた箇所にスプレーして約1分待ち、汚れが浮き上がってきたら拭き取ります。数分おいてから仕上げ拭きするとより効果的です。水分はしっかりと拭き取りましょう。
STEP2:刃を保護する(刃物椿)
お手入れ後は、刃物椿(黒ばら本舗)を刃(支点のネジの近く)に1滴垂らし、ハサミを数回開閉します。刃の部分全体に馴染んだら布で拭き取ります。防錆と潤滑効果があり、次に使うときもスムーズに切れます。保管時はロックを閉じ、湿気の少ない場所にしまいましょう。
メンテナンスの目安
| タイミング | お手入れ内容 |
|---|---|
| 使用直後 | ヤニ汚れを落とし、油膜保護を行う |
| 定期(1〜2ヶ月ごと) | 軽い研ぎとネジの点検 |
| 長期保管前 | 全体清掃・油塗布・乾燥保管 |
まとめ
剪定ばさみを長く快適に使うためには、「正しい刃の向き」「角度」「お手入れ」の3つが大切です。岡恒 No.101のような高品質な鋏を使い、ヤニピカと刃物椿でこまめにケアすれば、切れ味を何年も保てます。植物にも道具にもやさしい剪定を心がけましょう。

