「鉢植えの株元がグラグラしている」「なんだか植物の元気がない」「鉢底からアリが出ている」
そんな時は、根を害虫に食べられていたり、傷つけられて弱っている可能性があります。
放置すると株が枯れてしまうこともあるため、早めの対処が必要です。今回は、簡単にできる緊急対処法「どぶ漬け」をご紹介します。
鉢植えの株元がグラグラする原因
株が安定せず、揺れるような状態になっている場合は、以下のような原因が考えられます。
- アリが鉢の中に巣を作っている
- コガネムシの幼虫などが根を食べている
- 水はけが悪く、根が傷んでいる
特にアリや幼虫が原因の場合は、根がどんどん失われてしまうため、早急に駆除することが大切です。

緊急対処法「どぶ漬け」で害虫を追い出す
準備するもの
- 漬けたい鉢植え
- バケツ(鉢植えが丸ごと入るサイズ)
- 水
手順
- バケツに水を入れる(夏場はお湯が出ないか確かめる)
- 鉢植えをそのままバケツに沈める(表土が水に浸かる程度まで)
- 水に入れた瞬間、アリや幼虫がどんどん浮いて出てきます
- 夏は夕方、冬は暖かい日の午前中に行うのがおすすめ
- 一晩(冬は日中)浸けておけば十分です
- 終わったら鉢を引き上げ、半日ほど日陰で乾かしてください



どぶ漬けの後にやるべきこと
- 株が弱っている場合は、活力剤(メネデールやHB-101など)を与える
- 水やりの際に、株元や鉢の周囲を毎日チェックする
- 害虫を見つけたら早めに駆除して再発を防ぐ



注意点
- 多肉植物や乾燥を好む植物は、根腐れのリスクがあるため短時間で済ませる
- 根が極端に少なくなっている場合は、植え替えを検討する
まとめ
鉢植えの株元がグラグラしているときは、害虫被害が進んでいるサインかもしれません。
そんな時は、バケツと水だけでできる「どぶ漬け」が効果的です。
- 株元が揺れていたら要注意
- バケツで丸ごと水に沈めて害虫を追い出す
- 処置後は半日陰で乾かし、活力剤で回復をサポート
毎日の観察と早めの対処が、鉢植えを守る一番のコツです。