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柑橘苗の植え替えと剪定(レモン・金柑)| 3月にやりたい根のコントロールと樹形作り

鉢植え果樹・樹木
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レモン(4年目)と金柑(2年目)の植え替えと剪定をします。大きな鉢植えと普通サイズの鉢植え、調子が良いものと、良くないものの植え替えを一度にやりました。比較しながら見ていただくのにちょうどいいかなと思います。今年の収穫が満足できるものになるように、頑張りましょう。

レモンと金柑の心配な点

我が家の柑橘は、レモン(3年生)と金柑(1年生)を鉢植えで育てています。

今年で4年目(4年生)になるレモンは冬に実を付けて、はちみつレモンや料理の添えつけなど大活躍でした。

心配な点は、地表にたくさん見える根が気になることです。バーク堆肥を上から乗せてマルチングして守ろうとしましたが、覆いきれていません。ウォータースペースも無くなってしまったし、このままで良いのか心配です。

金柑は、昨年が1年生だった為か2つしか実を付けず、買ってきた金柑と合わせてシロップを作り、お湯で割って愛飲していました。

今年2年目を迎え2年生苗となりますが、心配な点は実のつき具合だけではありません。枝も葉も元気がなく、葉には沢山虫が入っている様子。今年育つのか、とても心配です。

3月にできること

この時期を待っていました。唯一できることが「大胆な剪定」「根をコントロールできる植え替え」です。

3月を逃すと次は来年の3月になります。気持ちを奮い立たせて…いざ、実践です。

大胆な剪定

太い枝を切るような強剪定に耐えられるのは、新芽が芽吹く前のこの時期(耐寒性9b地域は3月)だけになります。

大きく切っても芽吹く勢いのほうが強いので、木が弱りにくく枯れにくいという仕組みです。

ただ、「柑橘は、迷ったら切らない」ことをオススメします。覚えておくと良いでしょう。

剪定のやり方

清潔な剪定バサミを用意

きれいに洗って乾かした剪定バサミを消毒液に浸したりします。刃の硬度を保つためにも、市販の消毒液などを使用するのが安心です。

どこを切るか決める

  • 主軸(主枝)を決める
    骨格となる太い枝(主枝)を3本ほど選び、バランス良く広がるように整えます。好きな高さで切って伸びないように止めます。
  • 主軸から伸びている枝の中から3本選ぶ
    重ならず元気に広がって伸びている枝を選ぶようにします。
    3本から多くても5本に絞ってください。
    選ぶポイントは、上下に重なって生えている枝(並行枝など)は、必ずどちらかを切り落とします。
    他にも枝が密集していて光が届かないだろうなと思ったら、元気の無い方の枝を切りましょう。
  • 選んだ枝以外は根元から切る
    実をつけるには葉に光がしっかり当たるようにするため、思い切って切ります。迷ったら5本までは残してもいいかなと思います。枯れることもあるので念のために取っておくのもありだと思います。

残した枝から生える小枝の剪定

レモンの樹形とは異なります。

これら8つのものは、根元から切るようにします。

  • 枯れ枝
  • まっすぐ立ち上がって長過ぎる枝(徒長枝)
  • 垂直に伸びた枝(立ち枝)
  • 内側(幹の方)に向かって伸びている枝(内向枝)
  • 幹から出ている細い枝(胴吹き枝)
  • 真横より下向きに生えている枝(下垂枝)
  • 他の枝や幹に絡まる生え方をしている枝(絡み枝)
  • 株元から出た枝(ひこばえ)※かんぬき枝、懐枝、腹切枝などもあります

次の3つは、日が当たるようにどれか1本を残して、他は切り落としします。

  • 平行に何本か伸びている枝(並行枝)
  • 1つの枝から沢山の枝が出ているところ(車枝)
  • 重なっている枝(交差枝)や、影になって葉に光が当たらない枝

剪定バサミの使い方

剪定バサミのハマグリ刃のほうを根元側にすると、きれいに切ることができます。

植え替え

鉢と土の用意をします。植え替えの時は元肥を入れるチャンスです。病害虫予防や水はけも考えて土作りをします。

土の用意

果樹用の培養土を使うと水はけもよく、育ちやすいのでオススメです。肥料と害虫対策の資材を追加すると、より育てやすくなります。

植え替え手順

  1. 新しい鉢と培養土、鉢底石、肥料、病害虫予防資材を用意
  2. 1の鉢に鉢底石を入れる
  3. 木を鉢から出す
  4. 雑草を取り、根鉢の表面の土を掻き取る
  5. 虫が居ないか株元と根鉢を確認
    カミキリムシなどの被害で木が弱り、葉の裏に黒い点(すす病など)が出ている場合は、丁寧にチェックしましょう。
  6. 底と側面の根を切って、量を調整する
  7. 熊手や棒を使い根をほぐす
  8. 6の木を2の鉢に入れてみて、高さを調べる
  9. 鉢に入れた木を一旦出し、培養土を入れる
  10. 木を土を入れた鉢に戻す
  11. 木の傾き具合を決める
  12. 土を根鉢が隠れるまで入れる

今回の剪定・植え替え記録

土づくり

古土に堆肥(馬糞堆肥・バーク堆肥)、赤玉土、鹿沼土、籾殻くん炭、を混ぜて土をつくりました。


微生物に働いてもらう土にしたくて、米ぬかぼかし肥料とカルスNC-Rを入れました。

初めて使うXエナジー(顆粒)と、活力剤のリキダス(顆粒)で、肥料の補助をしてもらおうと思います。リキダスは1〜2ヶ月に1回ほど、定期的に与えると良いそうです。

昨年悩まされた虫対策には、ニームペレットと、イネニカを使います。

金柑の剪定と植え替え

枝も根も寂しい状態の金柑の剪定と植え替えです。

枝が同じ方向に重なって平行に出ていたので、葉がなるべく日に当たるように枝を残しました。

根鉢が思ったより少なすぎて、鉢のサイズアップをやめて、同じ鉢に植え戻しました。
幹の半分にしか根が生えていなくてびっくりしました。害虫や病気がないか、念入りに調べます。
虫は居なさそう。根鉢の土をやさしく取って、新しい土に植え替えます。
主軸になりそうな枝が真っ直ぐになるように、根鉢を傾けて樹形を作り直しました。

植え直した土の排水性が良くなさそう。土を押し込みすぎたかもしれません。赤玉土と鹿沼土を投入し、やり直してなんとか排水性を確保します。

根が半分生えていないのと、枝が同じ方にしか出ていないのは、何か関係あるのでしょうか?
今年は根も枝もしっかり生やしてほしいです。実は再来年ですかね。

レモンの剪定と植え替え

大きな鉢に植えた苗木は、できれば2人で作業する方が良いです。

今回は大胆に剪定し、根も大幅にサイズダウンしました。

剪定した枝

  • 上にまっすぐ伸びた枝は、先から約3分の1を切る
  • 徒長枝は、根元から切る
  • 1箇所からたくさん出ている枝は、2〜3本残す枝を決め、残さない枝は根元からすべて切る
  • 内側(幹に向かって)生えてくる枝は、影にもなるし、密集の原因にもなるので、切っておく
  • 重なり合った枝は、元気な葉や枝、樹形を考えて残したい枝を決めて、不要な枝を切る(透かし剪定)

上記の点に気をつけて、上から見た時に葉や枝が重ならない程度まで、大胆に切りました。風に煽られても倒れないように、コンパクトにすることも意識しています。

正直、切りすぎたかな…と思っていますが、何事も経験。この剪定がうまくいった!とお知らせできれば嬉しいです。

大きな鉢植えの木を抜く方法(プラスチック鉢の場合)

  1. 鉢と土の間に山菜掘りなどを挿し、土と鉢の間に隙間を作る
  2. 鉢の周りを上からゴムハンマーなどで1周叩く
  3. 木の幹を持ち上げながら、鉢のフチを1周、上からゴムハンマーで叩く
  4. 気持ちよくスコン!と抜けるまで何箇所か叩いてください。

抜けた根鉢はびっしり根が張っていました。同じ鉢に植え戻すので、根をサイズダウンする必要があります。

鉢底石ネットを根が巻き込んでしかも貫通し、ネットがなかなか外れません。でも大丈夫です。根鉢をノコギリで切ます。鉢底石ネットも根を切ることで、自動的に外せます。

大きな根鉢のサイズダウン方法

  1. 雑草を取り除き、表面の根を熊手などで削り取る
  2. 根の底の部分を全体の4分の1くらい切り落とす
  3. 側面の根は、5〜6角形になるよう切り落とす
  4. 小さくなった根鉢を熊手などで削り、根をほぐす
    これで、同じ鉢に植え戻しできます。鉢底石ネットがもったいないので、ネット無しで植え戻しました。

今後のスケジュール

  • 毎日: 水管理、卵&虫パトロール
  • 3・6・9月: 肥料やり
  • 夏と秋は適宜: 夏芽、秋芽を摘む(芽かき)
  • 秋から冬: 実をゆっくり太らせる時期
  • 冬: 防寒対策、適切な水やり(土の表面5cmが乾いていたらたっぷりと)
  • 1〜2月: 収穫
  • 3月: 剪定・植え替え

まとめ

柑橘栽培は、丸い葉の緑や白い花、そして季節とともに色づく実を1年中楽しませてくれます。3月のメンテナンスは、次の収穫を迎えるための大切な一歩です。それぞれの株の状態に合わせたお手入れで、今年も元気な実りを目指しましょう。

参考(出典)

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