ロウバイをひこばえで株立ちに(幹更新2年目の挑戦)

庭管理・基本作業
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去年の秋、「1本立ちのロウバイを、ひこばえを育てて株立ち風にできないかな?」と挑戦を始めました。

あれから約1年。ひこばえは6本、どれも元気に育っています。

この記事は、超初心者の私がロウバイの幹更新(みきこうしん=古い幹を若い枝に少しずつ入れ替えていくこと)に挑戦している、2年目の記録です。冬に何をして、今どうなっていて、この夏どこで切ったか。「切り詰めるとき、枝のどこで切るか」という、いちばん迷うところまで写真つきでまとめました。

さくらっち
さくらっち

1年たって、ひこばえがこんなに元気になるとは思いませんでした。かっこいい樹形になるかどうかは、さておき…!

👉 1年目の記録は、こちらに書きました。→ ロウバイの幹更新に挑戦!ひこばえ活用と夏の管理ポイント(剪定の時期など、基本の考え方もこちらです)

1年前からの続き(ひこばえで株立ちにチャレンジ中)

ロウバイの幹更新2年目・1年前からの続きの見出し画像

うちのロウバイは地植えで、もう何年も植わっている木です。幹が1本だけの「1本立ち」でした。

ネットや動画で見る「株立ち」(=根元から複数の幹が立ち上がった樹形)に憧れて、根元から出てくるひこばえ(若い芽)を育てて、少しずつ株立ち風にできないかな——と、去年から挑戦しています。

補足:ひこばえは生命力が強く、古い幹を若い枝に入れ替えていく(幹更新)のに使えると言われています。

2年目のいま(ひこばえ6本、今年の様子)

ロウバイのひこばえ6本・2年目のいまの見出し画像

いま残しているひこばえは、6本。どれもとても元気です。

太いものは、男性の親指より太いくらい。直径3cmはあると思います。高さは1mほどで、先を切り詰めた状態です。1年で、思っていたよりずっとしっかりしました。

ロウバイのひこばえの様子(北東からと南西から)

同じ木でも、見る方向で印象が変わります。北東から見ると株元のひこばえがよく見え、南西から見ると木全体の茂り方が分かります。写真を撮るときは、両方から見ておくと変化が追いやすいです。

冬に切り詰めたら、そこから新しい枝が出た

昨年切り詰めたところと今年新しく出た徒長枝

冬に、残したひこばえの先を切り詰めました。すると、切ったところのすぐ下から芽が動いて、今年また枝が伸びてきました

切る場所で、次に枝が出る場所が決まります。 文章で読んでも半信半疑でしたが、実物を見てやっと分かりました。

ここで出てきたのは、いわゆる徒長枝(とちょうし=上に向かって勢いよく伸びる枝)です。

ただ、同じ徒長枝でも、出てくる場所によって扱いがまったく違います。古い幹から出たものは切ってしまいますが(後半に書きます)、ひこばえはこれから幹に育てていきたい枝なので、見方が変わってきます。

先を切り詰めた狙いは、高さを抑えること。あわせて、枝分かれさせたいという気持ちもありました。

ただ正直に言うと、どれも思いどおりにはいっていません。高さも枝ぶりも、思い描いていたようにはなっていない。この切り方でよかったのかどうかは、まだ分かりません。失敗かもしれないし、そうでないかもしれない。

答えが出るのは、もう少し先になりそうです。

細くて短い枝が、花を咲かせてくれる

ロウバイのひこばえから出た細く短い枝

いっぽうで、こういう細くて短い枝も出ています。私が「いい感じの枝」と呼んでいるものです。

一般に、ロウバイは細い枝に花芽(はなめ=花になる芽)がつくと言われています。つまり、同じ「今年伸びた枝」でも、役割がまったく違うということです。

  • 細くて短い枝花を咲かせてくれる枝。残したい
  • 徒長枝(太くて長い) → 花はつきにくい。でも木の形をつくるために、好きな長さで切れる枝

これが分かってから、枝を見る目が変わりました。以前は「伸びた枝」としか思っていなかったものが、「これはいい感じ(花)の枝」「これは形をつくる枝」と、区別して見えるようになりました。

見分け方は、こんな感じです。

  • 徒長枝:見るからに太く、勢いよく上に向かって伸びます。葉の生える間隔が広いのも特徴です
  • 花が咲く枝爪楊枝や竹串のように細く、葉の間隔も狭いです

太さだけだと迷うこともあるので、葉と葉の間隔を見るのが分かりやすいと思います。(このあとに出てくる「実がついていた枝」の写真を見ていただくと、違いが分かりやすいです)

ひこばえ、本当は減らしたほうがいいのだけど…

⚠️ 一般には、ひこばえは2〜3本残すのが目安と言われています。私は6本残したままです。

理由は正直に言うと、樹形がうまくできるか分からなくて、まだ減らせないから💦 どれが将来いい幹になるか見極められず、「とりあえず全部残しておこう」という状態です。

さくらっち
さくらっち

減らしたほうがいいのは分かっているんです。でも、どれを切ったらいいか分からなくて…。もう少し様子を見てから決めます。

今年の夏前剪定(古い幹はあえてスカスカに)

ロウバイの今年の夏前剪定の見出し画像

2026年7月12日に、剪定をしました。

今年の作戦『古い幹に、花をつけさせない』

今年は、元の太い幹には、あまり花をつけさせないという方針でいくことにしました。主役を、少しずつひこばえ(新しい幹)に移していきたいからです。

そのために、古い幹側はあえてスカスカにしました。

理由は、もう2つあります。

  • 蜂の巣が心配:枝が茂りすぎると、巣を作られそうで怖い
  • 実が落ちて芽が出るのが困る:こぼれた種から、勝手に芽が出てくるのを防ぎたい

⚠️ ロウバイの種には毒があります。 種子にはカリカンチンというアルカロイド(神経毒)が含まれており、家畜が食べて中毒を起こした事例も報告されています。犬や猫にとっても危険とされているので、小さなお子さんやペットがいるお庭では、落ちた実や種を片づけておくと安心です。(※つぼみを乾燥させた「蝋梅花(ろうばいか)」は生薬として使われますが、種は別ものです)

古い幹の徒長枝は「生えている元から」

ロウバイの徒長枝を生えている元から切る様子

古い幹から出ている徒長枝は、生えている元(つけ根)から切りました。

途中で切ると、そこからまた枝が出てきます。もう伸ばしたくない枝は、中途半端に残さず、つけ根から。ここは迷わなくていいところです。

道具は剪定バサミ1本。ロウバイの枝はそれほど硬くないので、片手で簡単に切れました。切り口で手を傷つけないよう、軍手はしておくと安心です。

実のついた枝と、枯れた枝も切る

ロウバイの実のついた枝と枯れた枝を切る様子

あわせて、実がついていた枝枯れた枝も切りました。

実のついた枝

翌年は咲かないと言われています。花が期待できないうえ、実が落ちれば種から芽が出てしまう。今年の作戦とも合うので、迷わず切りました。

枯れた枝

もう伸びることはないので、残しておく理由がありません。

💡 枯れ枝を切るのは、初心者がいちばん最初に手をつけていい作業だと思います。「切ってしまって大丈夫かな」と悩まなくていいので、剪定バサミに慣れる練習にもなります。

切り詰めるときは「芽のすぐ上」で

ロウバイの切り詰め剪定・芽のすぐ上で切る位置の説明

枝を短くする「切り詰め剪定」で、いちばん迷うのがどこで切るか。調べて分かった基本は、この2ステップでした。

  1. まず、枝の左右に芽が出ている所を探す
  2. その芽のすぐ上で切る

なぜこうするかというと——切ったところのすぐ下の芽から、次の枝が伸びるからです。さきほどのひこばえと、同じ動きです。

つまり、どの芽を残すかで、次に出てくる枝の向きと性格が決まります。

  • 横(左右)についている芽を残す → 穏やかな細い枝が出ると言われています。細い枝には花芽がつくので、これが理想
  • 上下に芽が出ている所で切る徒長枝になりやすいと言われています。だから、ここでは切りません

⚠️ 「とりあえず短くしよう」と適当な位置で切ってしまうと、翌年、徒長枝だらけになってしまうかもしれません。数センチの違いで、次に出る枝が変わる——ここが剪定のむずかしさであり、おもしろさでした。

剪定前と後

ロウバイの剪定前と後・かなりコンパクトに

切り終えると、かなりコンパクトになりました。

もっさりと茂っていた木が、枝ぶりの見える姿に。風がよく通りそうです。古い幹側をスカスカにしたので、心配していた蜂の巣のリスクも減らせたと思います。

※背景は加工していますが、木そのものには手を加えていません。

切ってから1週間

ロウバイを剪定して1週間後に動き出した芽

1週間後に見に行くと、もう新しい芽が動いていました。ロウバイは強い木だなと、あらためて思います。

切り口のすぐ下から、芽がふくらんでいるのが分かります。そして、ここで実感したのが——

芽が出る方向で、これからの樹形が決まる。

上向きの芽なら上へ、横向きの芽なら横へ枝が伸びていきます。「あの位置で切ったから、この向きに芽が出たのか」と、自分の剪定の答え合わせができました。

ただし、芽が出たばかりの段階では、それが徒長枝になるのか、細い枝になるのかはまだ分かりません。しばらく見ていて、グンと勢いよく伸び始めたら徒長枝。不要なものは、早めに切ってしまうのがおすすめです。

うさぎ先生
うさぎ先生

切ったあと1週間で見に行くの、いい習慣だね。どこから、どっち向きに芽が出るかを見ておくと、次にどこで切ればいいかが分かってくるよ。

これからどうする

ロウバイのこれからどうするの見出し画像

古い幹は、この冬に根元で切るか来年にするかを決めます。幹を切るならば、ひこばえに主役を移していく段階です。残すとしたら、去年からある太い枝で不要なものを切ります

ひこばえ6本は、樹形の見通しが立ったら、残すものを絞っていきます

ひこばえに花が咲くのは、2028年ごろか、その翌年を目標にしています。気長な挑戦です。

まとめ

ロウバイの幹更新2年目のまとめの見出し画像
  • 1本立ちのロウバイを、ひこばえを育てて株立ち風にする挑戦の2年目
  • ひこばえ6本が元気に育ち(直径2cm・高さ1mほど)、冬に先を切り詰めたら新しい枝が出た
  • 細くて短い枝=花芽がつく/徒長枝=形をつくる。役割がちがう
  • 今年は古い幹に花をつけさせない作戦で、夏前にあえてスカスカに
  • 古い幹の徒長枝は生えている元から、実のついた枝・枯れた枝も切る
  • 切り詰めは、枝の左右に芽が出ている所を探して、その芽のすぐ上で切る
  • 上下に芽がある所で切ると徒長枝になりやすいので避ける
  • 切ってから1週間で芽が動く。芽の方向で樹形が決まる
  • ⚠️ ロウバイの種には毒があるので、実の始末には気をつけて
  • 冬の剪定時期に、古い幹を切るか残すか決めて剪定する

ロウバイは強い木なので、素人でも扱いやすいと思います。多少切っても、ちゃんと応えてくれます。かっこいい樹形になるかどうかは……さておき。同じように「うちの木、どうしよう」と迷っている方の、ひとつの例になればうれしいです。

うさぎ先生
うさぎ先生

強い木だから、少しくらい思い切っても大丈夫。3年目、どんな姿になるか楽しみだね。

参考(出典)

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