「そら豆の収穫が終わったあと、株はどうすればいいの?」「プランターの土、また使えるのかな…」——そんなふうに、収穫後の鉢の前で立ちすくんでいませんか?
実はそら豆の残渣(ざんさ=収穫後に残った株や葉)は、ちょっとひと手間かけてあげると、ゴミにせず次の土づくりに役立てることができます。逆に、そのまま土に入れたり、混ぜ方が雑だったりすると、カビや腐敗臭の原因になってしまうことも。
この記事は、超初心者の私がプランターで育てたそら豆の収穫後、カルスNC-Rと米ぬかを使って残渣を土にすき込んでみた記録です。過去にカビと腐敗臭でひどい目にあった失敗談と、その反省から「別容器で混ぜる」に変えてうまくいった話もあわせて紹介します。暖かい地域(ゾーン9b)での5月の作業です。

正直に言うと…前にプランターの中でそのまま混ぜたら、ダマになってカビと腐敗臭で大失敗。今回はリベンジです!
ことの始まり——そら豆の収穫が終わった

秋にタネをまいたそら豆。冬を越えて、春にようやく収穫の時期を迎えました。今年は大きなそら豆がたくさん採れて、収穫のたびに2分ほど塩ゆでして食べるのが、至福の時間でした。豆の味がしっかりしていて、おいしかったです。

そら豆を全部取り終えたあとに残るのは、役目を終えた株。「このまま枯らしておく?」「ゴミとして出す?」「土はまた使える?」——プランター栽培ならではの迷いです。
次は何を植えようか、まだ決めていません。イチゴを増やしても良いな。と、ワクワクしています。
なぜ「片付け」が「土の再生」になる?

そら豆ってどんな野菜?
そら豆は秋にタネをまいて冬を越し、初夏に収穫するマメ科の野菜です。
- 分類:マメ科ソラマメ属(一年草あつかい)
- 時期の目安:秋まき → 翌年の初夏に収穫
- 耐寒性・耐暑性:寒さに当てて育つ冬越し野菜。暑さが本格化するころに収穫終了
マメ科の「根粒菌」で土が元気に
マメ科の根には根粒菌(こんりゅうきん=空気中のちっ素を植物が使える形に変えてくれる小さな生きもの)がつきます。根を土に残すと、次に育てる植物の栄養になりやすいと言われています。

カルスNC-Rで残渣(ざんさ)が分解されるしくみ
カルスNC-Rは、複数の微生物(びせいぶつ=目に見えない小さな生きもの)が入った土壌改良材で、生の植物の残渣を土の中で分解してくれます。米ぬかをいっしょに加えると、微生物のごはんになって分解が進みやすくなると言われています。

「ゴミ」にするか「次の栄養」にするか。マメ科は特に、土に返す価値が高い野菜だよ。
【実践】そら豆の残渣処理をやってみた

今回のねらい
- そら豆の残渣を微生物に分解してもらって、ゴミを減らす
- 微生物たっぷりの、水はけが良くて強い土を作る
用意したもの

- そら豆を育てたプランター(残渣も土も使います)
- よく切れるハサミ
- スコップ
- シートなど(残渣や土をいったん置く場所)
- 桶(残渣と資材を混ぜる場所)
- カルスNC-R
- 米ぬか
- (アヅミン)←あったので使いました。なくても大丈夫です。
- 水
作業の手順
- 桶に米ぬか、カルスNC-R、(アヅミン)を入れ、軽く混ぜる
- プランターからそら豆の株を抜き、ハサミで細かく刻んで、1の桶に入れる
- プランターの土を半分ほど取り分けて、シートなどに仮置きする
- 細かく刻んだ残渣にカルスNC-Rと米ぬかをまぶすように、桶でしっかり混ぜる。混ぜた残渣をプランターへ戻す
- 桶に残ったカルスと米ぬかに、取り分けた土を少し加えて混ぜ、プランターの残渣の上にかぶせる
- 残りの土を戻して、最後にたっぷり水をかける
水が微生物を目覚めさせ、植物残渣の分解が始まります。土が乾ききってしまわなければ、追加の水は必要ありません。





お庭でカルスと米ぬかをすき込む場合は、そのまま混ぜています。プランターでは、周りにこぼしたり、しっかり混ぜられなくて…私はこれで過去にダマができて、カビと腐敗臭で大失敗しました。別の容器(桶など)でまんべんなく混ぜてから戻すのは、私に合ったやり方です。
8日後の様子

なんと、8日後にはこの通り。分解が終わってしまう前に次の苗を植え付けると、微生物の恩恵を受けられるので、ちょうど植え頃です。
気づき・失敗——「別容器で混ぜる」が正解だった

過去の失敗——プランターの中で混ぜたら
プランターの中で残渣・カルス・米ぬかを混ぜようとしたとき、土がこぼれたり、混ざりきらずにダマになってしまったことがあります。その結果、ダマの部分にカビが生えて、腐敗臭が出てしまい…正直、二度と嗅ぎたくない匂いでした。
今回のリベンジ——別容器でまんべんなく
反省を活かして、今回は桶でまんべんなく混ぜてからプランターに戻すやり方に変えました。匂いもカビもなし。大成功でした。

同じ材料でも、混ぜ方ひとつでこんなに変わるんだ…と痛感しました。
今後の予定

- 分解中の土に、夏野菜の苗をぼちぼち植え付けてみる予定です
- ⚠️ マメ科は連作障害(れんさくしょうがい=同じ仲間の野菜を続けて育てると育ちが悪くなること)が出やすいので、同じ場所でそら豆をまた育てるのは4年ぐらいあけるのが安心と言われています
- 次は別の科の野菜を植えて、土をしっかり活かしていきます
まずは、ベビーリーフとバジルの種を蒔こうと思います。
まとめ

- そら豆の残渣(ざんさ)は、カルスNC-Rと米ぬかで土に返せる
- 混ぜるのは別容器で行いました。プランターの中で混ぜるとダマ→カビ→腐敗臭の原因に
- 分解中の土は8日後くらいから植え頃。微生物の恩恵を受けやすい
- マメ科は連作を4年ぐらいあけるのが安心

片付けを、次の土づくりに変える。これができたら、プランターはもう小さな畑だよ。
参考(出典)
- リサール酵産(カルスNC-R公式)「微生物を使った土作り資材カルスNC-R」
- タキイ種苗「ソラマメ、エンドウ よくある失敗と栽培のコツQ&A」
- やまむファーム「ソラマメ(そら豆)の育て方と栽培のコツ」


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