我が家のスプレー菊は、9月25日に咲き始めました。その次の日、花にアブラムシを見つけました。
今回は、アブラムシに使った2つの薬と、調べて分かったことをまとめます。
お供え用の菊は、いつも買うだけでした。菊に虫が付きやすいのかどうかも、知りませんでした。
『ベニカナチュラルスプレー』をかけたあと、『オルトランDX粒剤』を株元(かぶもと:茎の根もと)にまきました。あわせて、菊に付くアブラムシのことを調べています。
菊のアブラムシに困っている方の参考になれば嬉しいです。

せっかく我が家に来てくれたんだから、きれいに咲かせてあげたい
菊に付くアブラムシ|いつ・どこに付く?

菊に付くアブラムシと、付く場所
菊には、キクヒメヒゲナガアブラムシやワタアブラムシなど、数種類のアブラムシが付きます。島根県の資料では、キクヒメヒゲナガアブラムシが「もっとも普通に見られる」とされています。
付くのは、茎の先やつぼみなど、伸びている途中のやわらかいところです。古くなった葉には付かないとされています。見回るときは、新芽とつぼみを見ると見つけやすくなります。
被害として挙げられているのは、生育が遅れることと、抜け殻やふんで葉や花びらが汚れることです。ウイルス病を運ぶこともあるとされています。
多いのは春と秋
菊のアブラムシが多いのは4〜6月です。真夏に一度減り、秋にまた増えるとされています。
アブラムシは春から秋にかけて、メスだけで増えます。毎日数匹〜十数匹の子を産み、子は10日前後で親になるそうです。高知県の資料では、キクヒメヒゲナガアブラムシは25℃で1週間ほどで成虫になるとされています。
我が家のスプレー菊でアブラムシを見つけたのは、9月26日。秋に増える時期と重なっていました。
アブラムシが増えやすい条件

風通し・新芽・肥料
アブラムシは、風通しの悪い場所で、やわらかい新芽が多い時期に増えやすいとされています。株と株のあいだが狭いときや、肥料の窒素(ちっそ:葉や茎を育てる成分)が多いときも、寄ってきやすいそうです。
雨との関係
雨については、資料によって書き方がちがいました。「雨が少ない環境を好む」「雨には弱く、梅雨ごろに数を減らす」とする園芸や農業の情報があります。いっぽう、県の資料には、雨との関係は書かれていませんでした。
我が家では、9月27日から雨が続きました。はじめは、雨や風通しが原因ではないかと思っていました。でも軒下に置いていたので、株に雨は当たっていません。
軒下やベランダなど、雨の当たらない場所に置いている鉢は、こまめに見ておくと安心です。

アブラムシは、新芽とつぼみが大好き。水やりのついでに、先っぽをのぞいてみよう。早く見つけるほど、手当てが楽になるよ。
菊に使える薬と使い方

ベニカナチュラルスプレー
『ベニカナチュラルスプレー』は、「きく」のアブラムシ類に使えます。原液(げんえき:うすめない、そのままの液)のまま、発生初期(はっせいしょき:虫が出はじめたころ)に吹きかけます。使う回数に決まりはありません。
オルトランDX粒剤
『オルトランDX粒剤』は、「花き類(かきるい:観賞用の花のなかま)・観葉植物」のアブラムシ類に使えます。菊はこの中に入ります。1株に1g(1㎡あたり40gまで)を、発生初期に株元にまきます。使えるのは4回までです。

薬のラベルで「きく」を確かめる
薬は、植物の名前ごとに使えるかどうかが決まっています。『ベニカナチュラルスプレー』は、「花き類・観葉植物」から菊が外れていて、「きく」として別に書かれています。同じ薬でも、植物によって書かれている場所がちがうので、ラベルの表を見ておくと安心です。
| ベニカナチュラルスプレー | オルトランDX粒剤 | |
|---|---|---|
| 使える植物 | きく | 花き類・観葉植物(菊は入る) |
| 量 | 原液のまま | 1株に1g |
| 使い方 | 吹きかける | 株元にまく |
| 回数 | 決まりなし | 4回まで |
我が家のスプレー菊の場合

アブラムシを見つけてから
このスプレー菊は、9月に芽キャベツの苗を買いに行ったとき、一緒に買ったものです。小さい花の菊を、ずっと探していました。白い花で、花は小さめ。小さい花が房のように、まとまって咲きます。いまもポットのままです。
迎えた日のことは、noteに書いています。芽キャベツだけのはずが、4種類の苗を抱えて帰りました|note

9月26日にアブラムシを見つけて、『ベニカナチュラルスプレー』をかけました。次の日の朝は、付いていませんでした。でも夕方には、また付いていました。
スプレーは26日から3日かけました。それでも29日の朝、花にアブラムシがびっしり。切り花にして、仏壇に飾ろうと思っていたのに。

このときの気持ちは、noteに書きました。咲き始めた!と喜んだ次の日、スプレー菊にアブラムシ|note
菊は、虫が付きやすい花なのかなと思いました。薬のラベルに「きく」が多いのは、愛好家が多く、お供えの花としての販売も多いからかなと思っていました。いまは、もともと付きやすいのかもしれないと思っています。春菊も、おいしいですもんね。
29日の朝、『オルトランDX粒剤』を株元に約1gまきました。次の日の朝、アブラムシはいませんでした。10月1日から5日まで毎日見ていますが、付いていません。

10月6日、アブラムシが付いていたあのつぼみが、きれいに咲きました。

花を食べていたのはバッタ
アブラムシがいなくなったあと、今度は花が食べられていました。咲く前から、なんかおかしいと思っていました。咲きかけの花びらが、不揃いに開いていたからです。きれいに咲いた花は、最初から花びらが均等に開いていました。
花びらがないところは、しべ(おしべとめしべ)まで食べられています。花に乗っているのを見たこともあるので、犯人はバッタだと思っています。

小さい緑のバッタが、茶色の大きいバッタの背中に乗っていました。オンブバッタの仲間の形です。オンブバッタはキク科なども食べ、花壇では花を食べることがあるとされています。
庭のいろんなところで見かけるので、1匹ではなさそうです。触るのは嫌なので、必死で捕らえました。

今回は、切り花にして飾ろうと思います。かじられているけれど、初めてらしい。それも味かなと思います。

バッタはぴょんぴょん跳ねるし、捕まえるのもちょっと怖いです。
よくある質問

Q. 菊はアブラムシが付きやすい?
ほかの花と比べた資料は、見つかりませんでした。ただ、菊には数種類のアブラムシが付き、春と秋に増えるとされています。
Q. 雨が続くと、アブラムシは増える?
「雨が少ない環境を好む」とする情報はありますが、県の資料には書かれていませんでした。我が家は軒下で、雨は株に当たっていませんでした。雨の当たらない場所では、こまめに見ておくと安心です。
Q. 花びらが欠けているのは、アブラムシのせい?
島根県の資料で挙げられている被害は、生育の遅れや、葉や花びらの汚れです。花びらが欠けていたり、穴があいていたりしたら、ほかの虫も疑ってみると見つかることがあります。
我が家では、花に乗っているバッタを見ています。ただ、ヨトウムシの可能性もあると思っています。ハスモンヨトウ(ヨトウムシの仲間)は、キクなどの花のなかまも食べ、つぼみを食べることもあるとされています。『ベニカナチュラルスプレー』の適用表にも、きくのハスモンヨトウが載っています。
Q. 結局どうすれば失敗しませんか?
- 新芽とつぼみを、こまめに見る
- 春と秋は、とくに気をつける
- 薬はラベルで「きく」に使えるかを確かめる
- 量と回数は、表示どおりに
まとめ

- 菊のアブラムシは、新芽やつぼみなど、やわらかいところに付く
- 多いのは春と秋。9月中旬〜10月中旬も気をつけたい
- 薬は、ラベルで「きく」に使えるか、量と回数を確かめる
- 花びらが欠けていたら、アブラムシ以外の虫も疑ってみる

虫を見つけても、あわてなくて大丈夫。ラベルを確かめて、一つずつ手当てしていこう。
参考(出典)
- キクのアブラムシ類|島根県 病害虫データベース
- キク アブラムシ類|こうち農業ネット
- アブラムシ|KINCHO園芸
- キクの病害虫対策 アブラムシ類|イノチオアグリ
- アブラムシの駆除方法|マイナビ農業
- オンブバッタ|Hondaキャンプ 生きもの図鑑
- 令和7年度病害虫発生予察注意報第5号(ハスモンヨトウ)|滋賀県
- ベニカナチュラルスプレー(登録第24643号)|農薬登録情報提供システム
- オルトランDX粒剤(登録第21733号)|農薬登録情報提供システム
- ベニカナチュラルスプレー 適用表(PDF)|KINCHO園芸
- オルトランDX粒剤 適用表(PDF)|KINCHO園芸
あわせて読みたい
『ベニカナチュラルスプレー』の中身が気になった方は、こちらも。
『オルトランDX粒剤』のラベルを読んだ話は、ヒューケラの記事にあります。
同じキク科の春菊は、プランターで育てています。


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